豊かな人間性、専門知識・技術を身に付けた看護師を育成するため、当院は、日本看護協会のクリニカルラダーをもとに、e-ラーニングを併用したプログラムで、すべての看護師が学習できる環境を整えています。
教育理念
「確かな知識・技術・豊かな感性」を備え、患者中心の看護が提供できる社会人として自律した看護師を育成する。
教育方針
求められる能力
医療チームの一員として患者を尊重し、思いやりの心で看護・介護を実践する看護職員を育成する
横にスクロールしてご覧ください。
時期 対象 | 看護補助者 | 全体研修 | 新入職看護師 | 現任看護師 | ラダーⅡ | ラダーⅢ |
---|---|---|---|---|---|---|
4月 | リハビリテーション看護8コース ICFの概念 日常生活動作(FIM・MMSE) 看護・介護10か条 |
|||||
5月 | ラダー導入の説明会 | 各機能障害(高次脳・摂食嚥下・排泄・言語・身体機能) 廃用症候群の予防 生活再構築の支援・退院支援 |
||||
6月 | 安全な見守り | 感染対策全体研修① | ポジショニング・移乗 | リハビリテーション看護 8コース | ||
7月 | トランスファー(PT) | 医療安全全体研修① | 急変時の対応(分散) 4事例のシミュレーション 口腔ケア |
リハビリテーション看護 8コース | リーダーシップ | |
8月 | CWの役割 | 院内研究発表 急変シミュレーション |
看護必要度 | 看護必要度 嚥下間接訓練(ST) |
リハビリテーション看護 8コース | |
9月 | 食事介助(ST) | 関東合同学術研究発表会 急変シミュレーション |
食事介助 (ST) |
食事介助(ST) | リハビリテーション看護 8コース | フィジカルアセスメント リーダー編 |
10月 | 感染対策全体研修② FIM研修 急変シミュレーション |
嚥下直接訓練(ST) | リハビリテーション看護 8コース | |||
11月 | 接遇研修 (分散) |
医療安全全体研修② 急変シミュレーション |
接遇研修 (分散) |
接遇研修 (分散) |
フィジカルアセスメント スタッフ編 リハビリテーション看護 8コース |
リーダーシップ |
12月 | トランスファー(PT) | 院内研究発表 急変シミュレーション |
リハビリテーション看護 8コース | |||
1月 | 急変シミュレーション | リハビリテーション看護 8コース | ||||
2月 | 関東合同学術研究発表会 急変シミュレーション | リハビリテーション看護 8コース | ||||
3月 | 急変シミュレーション | リハビリテーション看護 8コース |
新入職者研修
新入職員の皆さまにはプログラムに沿ってオリエンテーションを実施しています。緊張を和らげるためにプリセプターシップのもと職員全体で支援しています。
認定看護師(西村 和紀)
私は入職後に回復期リハビリテーション病棟協会認定の回復期リハビリテーション看護師の資格を取得しました。「看護・介護 10か条」に基づいたケアが実施できるよう、他職種とのチームアプローチを大切に活動しています。患者さんのADLを向上させ、寝たきり防止や在宅復帰実現に係れることに喜びを感じます。 また、リハビリテーション看護の質の向上を目指した看護職員対象の研修や、患者さんやご家族を対象とした健康教室の講師なども行っています。 私達と一緒に、患者さんの未来を支える仕事をする仲間を待っています。
3・3・3懇親会
「職場環境に慣れない」、「失敗しちゃった…」と落ち込みがちな時期(入職後3日目、3週間目、3か月目)に懇親会を開催。先輩があなたの悩みをじっくり聞きます。仕事中には話せないことでも、白衣を脱いだら気軽に伝えられますよ!
※病院より補助金あり
関東・九州のグループ単位、病院単位で定期的に研修会を実施。
外部から講師をお招きし、幅広い知識を習得していきます。
別病院の研修会に参加することも可能で、病院・職種を越えた交流の場にもなっています。
勉強会のテーマ例
1.医療安全管理者研修(巨樹の会関東グループ主催にて実施)
2.BLS研修(各病院ごと実施)
3.接遇研修(各病院ごと外部講師により実施)
4.医療トピックス等
毎年、希望者を対象に海外研修を行っています。リフレッシュも兼ねた「オーストラリア」「アメリカ」、提携施設を視察する「カンボジア」、最新医療の現場に触れる「ドイツ」など、行き先や目的は多彩。この研修を通じて世界に視野を広げることができます。
横にスクロールしてご覧ください。
発表年 | 演題 | 発表形式 | 学会名 |
---|---|---|---|
2016.7.22 | 歩行訓練による、トイレ動作と排尿管理の変化 | 示説 |
日本看護学会 在宅看護 |
2017.8.31 | 座位姿勢をとる高齢者の体圧分布 | 示説 |
日本看護学会 慢性期看護 |
2018.9.28 | 給茶機の緑茶による口腔ケアの効果 | 示説 |
日本看護学会 慢性期看護 |
2018.10.10 | 口から食べるバランスチャートを活用した高齢患者の経口摂取状態の評価 | 口演 |
リハビリテーション・ ケア合同研究大会米子 慢性期看護 |
横にスクロールしてご覧ください。
研修名 | 安全な見守り研修 | トランスファー研修 | 急変シミュレーション研修 |
---|---|---|---|
日程 | 2019年6月19日(水) 17:15~18:00 |
2019年7月12日(金) 17:15~18:15 |
2019年7月~2020年3月 病棟単位で分散教育 |
研修内容 |
安全な見守りについて、講義を受けた後、見守り場面の写真を用いてグループワークを行い発表する。 |
セラピストを講師に、日常ケアや患者さんのトランスファーで、うまくできないと感じていることを事前に確認し、講義を受けた後、シミュレーション研修を行う。 |
患者の急変時に適切な対応ができることを目的に①夜勤帯に病室で急変した患者の場合、②ディルームで夕食中に窒息した患者の場合、③入浴中に意識消失した患者の場合と3つのパターンを、病棟単位でシミュレーション研修を行う。 |
アンケ ー ト結果 |
|
|
|
まとめ | 講義の後にグループワークを行ったため、見守りの目的・注意点に沿ってディスカッションできた。意見交換では、他の人の視点で自分が気づかなかった危険な部分を共有することができた。 新入職の参加者2名は、今後見守り業務を行っていく上での留意点を理解し、実践につなげられるという意見がみられた。 |
セラピストから直接指導を受けることでトランスファー方法について不安に思っていた事を解決する事ができ、実践に活かせられるという意見が多かった。移乗動作の基本について再学習することで自己流になってしまっていた移乗動作の振り返りもできた。 | 急変時の研修は全体研修で行ってきたが、今年度は分散研修で看護補助者やセラピストも参加し、シミュレーション研修を行っている。急変の3つのパターンをシナリオに沿ってシミュレーションすることによって、自分がどのように行動するべきかがわかり、トレーニングを重ねる機会になった。 |
研修風景 |